霧雨に感謝✮十勝岳温泉-上富良野岳-三峰山-富良野岳肩✮2016.7.18
2016年 07月 19日
2016年7月18日(日)、こぶし山岳会メンバー23名と共に、上富良野岳周回コースの山行です。富良野島ノ下からの十勝連峰の眺めは厚い雲が垂れ込めるあいにくの天気です。
登山口を出発し、高度を上げるごとにどんどん天気は悪化する。1時間30分で稜線に出る。ロケーションは全く無い。安政火口の荒々しさと南に延びる稜線とその先に見える富良野岳の深い緑を期待したのですが残念です。
しかし、三峰山から富良野岳肩に向かう稜線で素晴らしい光景が待ち受けていました。
微風の稜線では霧雨が真綿のように静かに花々に付着し、その連続が大きな雫を創り出す。ガスでシールドされた太陽の淡い光が雫や綿毛を照らし輝きを増す。
最盛期を迎えた一面の花弁一つ一つは点描画を構成し、地形の凹凸を密度と濃淡とグラデーションで立体感を増し足元や目線を鮮やかに描く。それはまるで専属の山のコーディネーターがコントロールしているようです。
イワヒゲは無機質な岩の凹凸にへばり付き小さな白い花で岩を覆い、チングルマやエゾノツガザクラは養分のほとんど存在しない火山礫由来の土壌で可憐な花を咲かせる。そのたくましさに愛おしさを覚える。
雨で衣類を濡らしながらも、稜線の足元や目線の岩を愛でながら素晴らしいひとときを過ごしました。帰路、島ノ下の温泉に浸かり、来週末の黒岳~お鉢周回コースに思いを馳せながら汗を流しました。
<チングルマ綿毛>付着する雫が美しい。
<トラックログ>
十勝岳温泉登山口 6:55
安政火口入口 7:24
上ホロ分岐 7:44
上富良野岳 9:04
三峰山 9:50
富良野岳肩 11:07
上ホロ分岐 12:49
安政火口入口 13:13
十勝岳温泉登山口 13:43
<満開の富良野ラベンダー畑>天気は悪い。
<十勝岳温泉登山口入口>
<ガスで目指す頂きは見えない>
<マルバシモツケ>
<キバナシャクナゲ>
<エゾコザクラと3>
<コケモモ?>
<チングルマの綿毛>
<チングルマとエゾノツガザクラ>
<エゾノツガザクラ>
<チングルマの山道を進む>
<イワヒゲ>
<ミネズオウ>
<ウラジロナナカマド>
<イワヒゲ>
<上富良野岳直下>
<メアカンキンバイ>
<上富良野岳>
<コマクサ>
<チングルマの群生>
<山道の両側は高山植物の絨緞>
<三峰山に向かう稜線はガスで視界不良>
<チングルマとヨツバシオガマ?>
<ウコンウツギ>
<チングルマ>
<ヨツバシオガマ?>
<イワブクロ>
<三峰山>
<イワギキョウ?>
<チングルマの綿毛>
<エソノハクサンイチゲ>
<9>
<10>
<山道の両側は点描画のようです>
<チシマノキンバイソウ?>
<エゾコザクラ>
<雪渓トラバース>
登山口を出発し、高度を上げるごとにどんどん天気は悪化する。1時間30分で稜線に出る。ロケーションは全く無い。安政火口の荒々しさと南に延びる稜線とその先に見える富良野岳の深い緑を期待したのですが残念です。
しかし、三峰山から富良野岳肩に向かう稜線で素晴らしい光景が待ち受けていました。
微風の稜線では霧雨が真綿のように静かに花々に付着し、その連続が大きな雫を創り出す。ガスでシールドされた太陽の淡い光が雫や綿毛を照らし輝きを増す。
最盛期を迎えた一面の花弁一つ一つは点描画を構成し、地形の凹凸を密度と濃淡とグラデーションで立体感を増し足元や目線を鮮やかに描く。それはまるで専属の山のコーディネーターがコントロールしているようです。
イワヒゲは無機質な岩の凹凸にへばり付き小さな白い花で岩を覆い、チングルマやエゾノツガザクラは養分のほとんど存在しない火山礫由来の土壌で可憐な花を咲かせる。そのたくましさに愛おしさを覚える。
雨で衣類を濡らしながらも、稜線の足元や目線の岩を愛でながら素晴らしいひとときを過ごしました。帰路、島ノ下の温泉に浸かり、来週末の黒岳~お鉢周回コースに思いを馳せながら汗を流しました。
<チングルマ綿毛>付着する雫が美しい。
<トラックログ>
十勝岳温泉登山口 6:55
安政火口入口 7:24
上ホロ分岐 7:44
上富良野岳 9:04
三峰山 9:50
富良野岳肩 11:07
上ホロ分岐 12:49
安政火口入口 13:13
十勝岳温泉登山口 13:43
<満開の富良野ラベンダー畑>天気は悪い。
<十勝岳温泉登山口入口>
<ガスで目指す頂きは見えない>
<マルバシモツケ>
<キバナシャクナゲ>
<エゾコザクラと3>
<コケモモ?>
<チングルマの綿毛>
<チングルマとエゾノツガザクラ>
<エゾノツガザクラ>
<チングルマの山道を進む>
<イワヒゲ>
<ミネズオウ>
<ウラジロナナカマド>
<イワヒゲ>
<上富良野岳直下>
<メアカンキンバイ>
<上富良野岳>
<コマクサ>
<チングルマの群生>
<山道の両側は高山植物の絨緞>
<三峰山に向かう稜線はガスで視界不良>
<チングルマとヨツバシオガマ?>
<ウコンウツギ>
<チングルマ>
<ヨツバシオガマ?>
<イワブクロ>
<三峰山>
<イワギキョウ?>
<チングルマの綿毛>
<エソノハクサンイチゲ>
<9>
<10>
<山道の両側は点描画のようです>
<チシマノキンバイソウ?>
<エゾコザクラ>
<雪渓トラバース>
by i-kobushi
| 2016-07-19 22:03